昨年5月末以来およそ一年ぶりの修験道歩きです。  前回(第8回)の記録はこちらになります ↓

(8)2021.06.13 日光修験道 夏峯 第8回 黒檜岳往復 | 空と星と山と (acchidayo.com)

今回歩いたルートはこちらです。

前夜は快晴の夜だったので三本松の駐車場で天体撮影を楽しんでいました。(マルカリアンチェーンとはくちょう座のサドル付近を撮影) ・・・ 本題と関係ないのですが (^_^;)

さて黒檜山に登頂した修験者一行は大和田沢下流の柴宿多和ノ宿から宿坊堂山に向けて歩みを進めます。 位置的には中禅寺湖畔に沿って千手ヶ浜を通過します。  おそらくやがて登る事になる男体山のこんな姿をここから見たのではないのかと思います。

湖畔にあるこの二基の金剛堂ですが夏峯とは直接の関係はないようです。 昔、ここに千手原の木材などの運搬用の船着き場があってそれに従事した人達が奉納された由。

せっかくなので、クリンソウを見に行ってみました。 一部咲いている所もありましたがまだこれからという感じでした。

水辺にもちらほら。

西ノ湖に向かって進みます。

遊歩道が整備されています。 

途中に山の神があります。 

立ち寄ります。 金剛堂があります。 奉納年は宝永六巳丑年とか。 西暦だと1706年となります。 こちらは夏峯と関係するものではないようです。 

扉を開けて拝んでみました。  武者風の神様がいらっしゃいました。

さらに進みこの橋で三右衛門沢を渡ります。

西ノ湖に到着しました。 湖岸は緑でいっぱい 水量もいつもより随分多い気がします。 ちなみに、この西ノ湖から外にでる川はありません。

西ノ湖入口 そこから左手奥に100mぐらい進むとこのミズナラの巨木があります。 実に堂々とした立ち姿、ここに来る度に挨拶します。 今年も元気そうです。

さて、西ノ湖の北岸を進みます。 カクレ滝に通じる道なのですがだいぶ荒れています。

うぬ! 「立入禁止」 ・・・  進みます。

気持ちよい新緑

思わずぶら下がりたくなってしまいます。 (^^)

続きます。

誰だ!! イタズラしたのは?  怖いあの 🐻 かな。

渡渉します。  ちょっと頼りない倒木!!

日光マーク出現。

三右衛門沢に沿って歩きます。

道ははっきりとしませんが ・・・ 進みます。

タマムコ沢を反対側に渡ります。  ジャンプ・・・ ジャンプ・・・ ひやひや (^_^;) 

まずは、「カクレ滝」を観に行きます。 カクレ滝は夏峯と関係ありませんが来た事がないのでついでの立ち寄りです。

右岸に滝が現れます。 これは調べてた幾つかの記録にもなかったので前日の強雨のため一時的に流れているのではないかと思います。

まだ雪が残っていました。

滝の音の方向に進むと左手前方の二段の滝が出現。 でも「カクレ滝」は見えないはずなのですが・・・これも前日の激しい雨の影響でしょうか。  これ以上進めないので今日はここ止まりとします。

実際の滝の様子はこんな感じでした。

さて、宿坊堂山取り付き前に法施を行ったと言われる「行者ノ宿」の場所と覚しき場所に到着。 一際目立つ岩稜帯下に位置しています。

角度を変えて。

右手奥には垂直の岸壁があります。 この下に行くと何とも言えない圧力を感じます。

宿坊堂山への細尾根の取り付き地点を次回の為に確認しに行きます。 普段はこのヤジノ沢は涸れている あるいは伏流しているらしいのですが今日は勢いよく流れています。

200mぐらい登ると小滝が見えてきました。

取り付き地点は、そのすぐ下の右岸だということらしいので確認すると ・・・ この場所になるようです。 写真だと分かりづらいですがかなりの急登です。 次回が大変そう (^_^;)

取り付き地点の確認が終ったので今日のミッションは終了! 戻ります。  せっかくなので、西ヶ浜を訪問。

三右衛門沢の氾濫原という感じです。 

西ヶ浜から眺める男体山。 この場所から観るのは初めてです。

勉強になりました。

次回はいよいよ宿坊堂山に向かいます。