2025.7.30 鞆の浦
折角の山陽旅行、海の見える宿に一泊と選んだ鞆の浦。
かもめの意匠の宿で出されたウエルカムドリンクのコースターが常夜灯と猫のおしゃれなデザイン。
一休みした後、鞆の浦のシンボル、常夜灯を見に出たら見るべきものが沢山あって、嬉しい驚きと、何も知らずに来たことを恥じ入る気持ちと、それでもここに宿をとった幸運とを感じました。
古くから潮待ちの港として栄え、万葉集にも詠まれていること。
潮の高さが変わっても船をつけられる雁木が当時の姿を残していること。
坂本龍馬が、紀州藩の軍艦に衝突されて沈没したいろは丸の損害賠償交渉を行なった場所であること。
「瀬戸内の養命酒」とも呼ばれる保命酒が鞆の浦の名産の一つであること。起源は約350年前にまでさかのぼるそう。
NHKの番組で見た、江戸時代後期に日本の帆布を改良した後、築港技術者として択捉島や箱館の埠頭やドックを建造した工楽松右衛門が晩年に整備した港が鞆の浦であったこと。
他にも学ぶことが沢山あって、わずか一泊の滞在では足りず、また是非再訪したい町となりました。

