南会津郡檜枝岐から日光への古道を歩くシリーズの第2回目です。  こちらがこの古道を調べたものです ↓

古道探訪 : 引馬峠(ひきばとうげ)を越えて 南会津檜枝岐村から 栃木日光へと続く古道を歩く | 空と星と山と (acchidayo.com)

第1回目(2022.08.21)の記録です。

(1) 2022.08.21 引馬峠(ひきばとうげ)を越えて 檜枝岐村から日光へ 第1回 | 空と星と山と (acchidayo.com)

そして、こちらが今回の第2回目の記録です。

前回からの続き、これが今回のテーマ、往時のルートです。 こう歩こうかとおもっていたのですが・・・ そうは上手くは行きませんでした。

前回と同じ黒沢右岸林道入口に駐車します。

芝草が刈られています。

車の轍。 でも刈り取られていたのは入口から500mぐらいまででした。

林道から見える所に鹿が不自然な様子で横たわっていました。すぐ近くにあった「お知らせ」・・・ (前回もあったのですが)道路のすぐ近くに罠があったのか!

 

広場になっている場所。 ここまでは作業車が入れる様子。 黄色いテープには立入禁止の文字。

 

前回の反省から朝露対策をしっかり。 また、いざという時に備えて今回はテント、食料、ガス ・・・ ビバークにも対応。 荷物が重い (^^;)

進みます。

越の沢橋に到着。 順調 (^^)

下流を眺める。

進みます。 黒沢の眺め。

トコトコ!

広場あり。

前回ここに沢登り人たちがテントを張っていた。 すぐ右下は黒沢で水の確保は容易。

黒沢。

前回はここで終了。 ここからは初めてのチャレンジ!!

今、ここです!

古道とは方向が違うが道があったので進む。

トコトコ!

橋あり。 「ひうちいしざわばし」 林道はここまで延びていたのか!!

1970年代の今昔マップを戻ってから調べてみたら確かにこの林道があった。 火打石沢に沿って引馬峠の方向に延びている。 火打石沢林道とても呼ぶのだろうか。 (※ 振り返ってみると、現時点ではもっと安全に引馬峠に至るルートの一つではないかと思う。)

当初計画のルートに進むべく戻ります。

右手に道の入口のようなものが認められる。

中に入るとすぐ前 下部に小さな沢がある。

この沢をルートとして歩いていたのだろうか? 確かに草木は生えていないので歩きやすい。

進みます。 ちいさな滝なのだが岩ももろくよく滑る。

進みます。

このまま進むのがよく分からず ・・・ ここで脱出して尾根伝いに進むことにする。

尾根上に上がる。

歩きやすい所を探して進む。 「古道」に出会わない。

左手に「台倉高山」と覚しき山が見えた。

古道に出会わない。  

ピーク1876地点に到着。 何も目印になるようなものはなかった。

今、ここです!

進みます、ヌタ場あり。

南東方向に進む。 1820mあたりの等高線に沿って進もうかと ・・・

ネマガリダケに進路を阻まれる。 沢筋にて進むべく下る。

火打石沢に出た。

穏やかな流れだ。 途中で魚影を何度がみた。 流石に釣り師もここまで来ないのだろう。

トコトコ!

トコトコ!

右岸で古道探し。 これは人かシカか?

これは古道かな?

ビバークに備えて念のため2Lを調達。 これで17KG ・・・重い (^^;)

沢が分かれていた。 右沢を選択。

踏み跡あり。 沢歩きの人たちか。

沢が細くなってきた。 源頭が近い。

今日、初めての赤テープ

進みます。

峠の頂上部は平坦になっている。 辺りをキョロキョロと視線を移していくとこの青い標識が目に入ってきた。

これが、水準点。 苔に覆われている。

掘り返す。 「二等水準点」の文字を確認。 やっと来られた!! 引馬峠の二等基準点 陸地測量部が明治41年(1908年)に設置したもの。 110年もの間、ここに行き交う人々を眺めてきた!! !(^^)!

国土地理院の変遷 :   国土地理院概要 | 国土地理院 (gsi.go.jp)

今、ここです!

ザックも入れて記念撮影。

引馬峠に立ち、四方を眺めると薄らと5本の道らしきものがある。 1本は歩いてきた道。 2本目は南に延びる道、たぶん、川俣方向、 そして3本目は西、黒岩山方向、 4本目は北東のピークに向かう、おそらく引馬山(P1982) そしてもう一本はほぼ北(北北東)に向かううっすらとした道。  この後どうするか? 来た道はあのもろい沢を下るのはリスクが高い、火打石沢を下るルートは大体想像がつく。 今回はテント、食料もあるので台倉高山に向かうことにして、この最後の道を歩いてみることにした。

進みます。

林道だったのだろうか。

赤テープあり。 1900mの等高線に沿って道がある。

倒木あり。 越える。

続いている。

倒木あり。

道を見失う。

道に戻る。

ここまで追ってきた。 この後道は北西に進んでいるようだった。 台倉高山方向とは違うのでここで打ち切り方向転換をした。

帰宅後調べてみたら1970年代の地図にこのルートを思われる破線があった。 おそらくこれだろう。 越の沢沿いに道は延びており黒沢林道と合流しているようだ。

進みます。

小湿原に出た。

右奥の山、あれが台倉高山、目的地が見えた!!

ここまでやって来た。 (^^)

ネマガリダケ 現る!

難敵を回避。

赤テープ発見。

最後の追い込みにエネルギーチャージ!

あれっ、穴が!

再突入!!

今度は石楠花!!

前方に空が見えて来た、もう少し!

 

台倉高山だ~

はい、引馬峠から来ました!! (^^)  14:35 誰もいない。

帝釈山、田代山方面

燧ヶ岳

馬坂峠を目指して下山。

快適な、快適な登山道。 ♪

鹿の休み場。

春にも来たけど、ここは一年中枯れないのね。

馬坂峠駐車場に到着。 誰もいない。 しばらくするとバイクが一台やってきて栃木側に下って行ったけど・・・バイクなら走れるのだろうか。

車までトコトコ! これが実に長かった。 (^^;)

ヒマなのでパチリ

工事現場あり。

働く車 其の一。  生コンを作る車? 全体が丸っぽくて可愛げだ。

働く車其の二 AIRMAN 空気を圧縮して生コンを壁に吹きかける装置なのだろうか・・・ こっちも何となく可愛い あはは!

壁のパイプってこんな感じで置いてあるんだね~

Before

After

陽が沈んでしまった ・・・ 無事到着!

取り敢えず檜枝岐村から引馬峠に到着、次は栃木県側だ~

いつになるかなあ~