那珂川の鮎やな 

雨で烟った景色の中 那珂川を見ると川中に大きな仕掛けが作ってある 川上から川下に狭まるように石囲いが作られて流れを集めたところに竹木で簀の子状の台が作られている  その台は川岸に繋がっている  かなり大きな竹木の台で大人が数人いても何も問題なさそう

何だろう? と思って調べたらや「鮎やな」と呼ぶのだそうだ や「やな」は漢字で書くと 「梁」らしい やなには二つがあって上りやな と 下りやな これは下りやな だろう  秋に産卵を終えた川を下る鮎を捕る仕掛けのようだ

「下りやな」を含む俳句で検索したら幾つも出て来ました

行く秋の所々や下り簗     蕪村

紅葉からまづかかりけり下り梁 小林一茶

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