2023.06.17 栃木の伝承・昔ばなし #8 那須塩原の 「木の俣地蔵」
那須塩原温泉から那珂川を堰き止めて作られた深山湖を見に行こうと車を走らせていたら左手に駐車場、そこに「木の俣地蔵」という案内版が目に留まりました。 何だろう?
説明があります。 二つ説があるみたいです。
◆ 前九年の役に阿部時任がこの地に陣した時、守り本尊を桂の木に置いたまま戦にでたため源頼義との戦に敗れてしまった。
◆ 会津の農民が林の中にこの本尊を見つけて密かに持ち去ったが毎夜 「きのまたこいし」とと泣くので仏罰を恐れてまたもとの桂の木に安置した。
木の俣地蔵へ160m。
右側の灯籠の下に木俣地蔵を守る会がありました。 昭和58年に立て直したのでしょうか。
重要文化材、栃木百名木のかつら。
縦でも撮ってみた。
背後にあった案内版。 地蔵隠置の木。 御堂にあるお地蔵様はもともとここにあったようだ。
かつらの下にあった石仏。 すっかり緑の苔に覆われている。
先に御堂がある。
木ノ俣地蔵尊とあり。
鐘に文字あり。 天長地久 密厳国土 風雨順時 ・・
子宝、安産、子育て (^^)
中に大切に守られていらっしゃいます。
御堂の後ろに碑がありました。
昔、この道が南福島に続いていたらしいのですが、とてもとても山奥の地です。 ここまでお参りに来られていたのようですね。 この中に音声案内もあります。 ↓
木の俣地蔵 | ココシル那須塩原 (kokosil.net)