滝廉太郎「荒城の月」
音楽室、鬘姿のバッハや髪が逆立っているベートーヴェンなどの肖像画の中で異彩を放っていた丸眼鏡の滝廉太郎。
幼少の頃遊んだ岡城址の印象から作曲したと言われる「荒城の月」。
岡城の二の丸跡には譜面と”城ピアノ”が置かれてあったので、荒城の月のメロディを右手だけでたどたどしく弾いてみました。
立ち去った後、左手の伴奏付きのあざやかな演奏が聞こえてきました。私たちの後に入って来た御家族、お子さんが「おとうさぁん・・・」と促していましたっけ。
恥ずかしくなりましたが、ピアノや岡城や滝廉太郎のことを思えば、心嬉しいひとときでした。