2025.03.20_氷室山神社の古参道歩きと岳ノ山(佐野)
氷室山神社奥宮に至る参道が気になっていたので歩いてみました。 里宮から稜線に至るまでどの道を辿って歩かれたのか、というのがポイントです。
あきやま学寮前バス停の駐車スペースに車を置く。

さーのって号のバス停があります。

この天狗が気になって写真撮った。 後ほど、この天狗の意味が分りました。

氷室山神社 里宮。 ここから氷室山までどういう経路で尾根に登り上がるのか調べてみよう! というのが今日のテーマ。

こちらの石碑に神社の縁起が記されている。
①仁和元年(885)、氷室山山頂に赤部山神を祭祀した。
②天保五年(1834)江戸大火の際、時の領主宗対馬守の館邸が類焼の危機に瀕したとき、赤部山神の化身である怪童が現れるや門扉をかざして火を消した。 怪童というのがどうやら氷室山の「赤部の天狗」だった様子。
③対馬守は京都まで行って、天子様(天皇)に奏上。朝廷でも、霊験あらたかな神とおぼしめされて、弘化四年(1847年)十二月十七日勅宣により、正一位氷室山神社の称号が贈られた。
先ほどの天狗こそ、赤部の天狗、だったようです。

大きな桜の木あり。

説明版あり。

ログハウスあり。 今は使われていない感じ。

作業道を進みます。

道が荒れて来ました。

これが道標らしい。
左 至野上氷室根本道
右 山道
ここで、悩む。右方向、つまり沢筋が本道だと思っていた(今の地図も破線ルートになっている)けど、この道標に従うと左手に登るルートが本道らしい。

こちらが沢筋のルート。 倒木だらけで進めず。 右手に作業道があるので取りあえずこちらから尾根に上がることにした。

この辺りから雪出現。

進みます。

P668地点。

愛宕山方向に進みます。 古道の跡らしきものあり。

赤テープあり。

赤テープの辺りから左手に道らしきものあり。

あの道標との位置関係。 こんな感じで「本道」があったのかも。 また歩いてみないと行けないな~

愛宕山に到着。

三角点あり。

石碑あり。

馬の躍動感が素晴らしい!
馬に乗った勝軍地蔵菩薩かな。享保13年とあった。1728年。

峠の照花園の活動小屋。

林道に出る。

伐採地を岳ノ山に向けて登ります。

新雪。

石祠あり。

年代が読み取れない!

岳ノ山山名版。

林道経由出発地点に戻ります。 基幹林道前日光線位置図。

追加: 石祠は秋山の方向を向いていました。

勉強になりました。 特に、赤部の天狗さま!!
参道探しは再挑戦必要ですね~ (^^;)


