2024.04.23 軍馬放牧場跡の境界石を訪ねて東立室・西立室の山に登って来ました。
戦後の高原山開拓、(鶏頂開拓)、の資料を読んで古地図を眺めていたら高原山の南斜面に戦前、軍馬放牧場があった様子。 知人が軍馬放牧場の境界石を見つけたらしいので見に行って来ました。
鶏頂山 – 鶏頂開拓 – わかりやすく解説 Weblio辞書
こちらが戦前の地図。 軍馬放牧の文字。 とても広大な牧場。
道路沿いに車を駐めてスタート。
石小屋沢を渡ります。
道路脇のここから取り付きます。
今は使われていない水飲み場。 でもこれは戦前のものとは違う。
ヤマビルが出るというのはこの辺りかな。 今日はまだいませんでした。
山桜。
境界標あり。 これを起点に上に登って歩こうかと。
奥が牧場らしい。
登山道かなと思ったけど・・・ いずれにしても人の手が入っている感じ ⇒ 戻って調べたら「軍馬放牧のために作られた土塁だったらしい」 この山域一帯に土塁の跡が残っているようだ。 土塁についてはこちらの宇都宮大学の報告が詳しい。 ↓
進みます。 歩きやすい。
「山」の界石。
鹿が綺麗に食べた様子。
カタクリの葉っぱあり。
赤テープあり。
期せずしてアカヤシオ現れる。 (^^)
東立室の尾根沿いにはアカヤシが群生していた。 この山はよく歩かれるコースではなさそうだし、季節限定なのであまり知られていないのかも。 昨年訪れた近くのミツモチ山のアカヤシオ ↓
2023.04.24 アカヤシオ満開のミツモチ山を訪ねて | 空と星と山と (acchidayo.com)
東立室に到着。
もういいかな~とおもったけどせっかくなので、パチリ。
ヌタ場あり。
雨で烟っている。
アカヤシオの群生。
もうお終い !(^^)!
目的地に到着。 これか~ 「陸軍用地」 たぶん、「29」という数字だと思うけどそうだとすると少なくとも1~28がこの周辺にあったはず。 それにしてもこの数字の書体が独特!! 側面に文字はなかった。
上から。
大きさをイメージするために手袋を置いてみた。 結構大きい。
白い糸のようなものが散乱している箇所が幾つかあったのだけど何だろう?
残置ワイヤーあり。
西立室に到着。 山名版は壊れていた。
三角点あり。
雨粒で重たそう。 ・・・ ほんとにこれでお終い !(^^)!
戻って来ました。 境界石はこうやってみると目立つ。
晴れていたら釈迦ヶ岳が見えるのだろう。
気持ち良さげな場所。
快適な登山道。
植林帯を歩く。
林道に出る。
釈迦ヶ岳口。 ここからも登れるようだ。
駐車スペースあり。
とても車は通れません。
黒沢橋を通過。
崩落地。
ここにも登山道口あり。
進みます。
分りにくい登山道。
この沢を渡る。 ここも分りづらかった。
守子神社まで10分。
登山道。
三角道標あり。
守子神社。
戦前の地図にも神社あり。 いつからあったのだろうか。
裏から。 鎮座1300年記念とあり。
さらに進むともう一つの「陸軍用地」境界石あり。 上にあるのは数字の30だろうか。
「川界・・・」の表記あり。
進みます。
林道に出た。
倒れて空を指している道標。
釈迦ヶ岳登山口。
広い駐車場あり。
この林道は昭和59年に作られたらしい。
お馴染みのまといを持ったリス君。
バリアフリー鉄道農園あり。 ↓
バリアフリー鉄道農園「風だよりカフェ&キャンプ」- 栃木県塩谷町のカフェ併設のキャンプ場 (kazedayori.camp)
今日は定休日だった。
土上平放牧場標識。
無事帰還 (^^)
東荒川ダム公園に立ち寄ってみた。
新緑が湖面に映って美しい。
しおまち遊湧マップ。
星ふる学校「くまの木」という所があるらしい。
日本名水百選。尚仁沢湧水の源泉水。 (しょうにん沢と読みます)
光芒の写真あり。
水を汲む人が引っ切りなしにやって来ていた。 三ヶ月分の水を汲む、とかいう方も。
お一人の方からこちらを一本頂いた。 クセのないあっさりした水だった。
とても勉強になりました。
また来よう!!