足利にある石尊山に山登りに行った帰りの道端で見かけた一つ大きな巨岩 てっぺんには石尊山の方を向いて石祠が置いてあります 実に堂々とした風格があります そしてその右下を見ると案内板が ・・・
この巨岩の名前は 「鳴石」 (なるいし ではなくて ナルシ!!)
さてそのナルシ(鳴石)の説明です
元々は鳴動山 ・・・ この石尊山は昔は鳴動山と呼ばれていたんですね ・・・ そしてこの山が今から1200年前(大同三年)に突然と鳴動しだしそれは50日も鳴り続けた (※ 大同三年というのは西暦で言えば808年 平安時代が始ったのが794年なので平安初期でしょうか)
そんな最中とつぜん沢山の猿が現れて鳴動していた巨岩に藤蔓を巻き付けて軽々と山麓に降ろして谷間の奥へ持ち去った・・・ という事はこの場所が当時の「谷間」の場所なんでしょう
① 日光猿軍団があるぐらいですから栃木には猿がいっぱいいるでしょう (^_^;) もっと遡れば 日光東照宮の「見ざる・聞かざる・言わざる」ですよね!!
② 藤蔓 ・・・ どちらかと言うと細くて木に巻き付いてらせん状に伸びていくイメージがあります 藤蔓を使ったカゴとかを土産物屋さんで見かける事があります この蔓で橋も作ることもあったようなので頑丈!
③ 「天上天下唯我独尊」という美しい声が聞こえた ・・・ この言い伝えのクライマックス!! みたいな感じです このお言葉はお釈迦様が誕生された時にお母様の右脇から生まれた直後に七歩歩いて右手で天を指し 左手で地を指し 自ら言ったとされる逸話ですよね この巨岩とお釈迦様が突然に関連付けされる飛躍にビックリ!
さて 鳴石の場所です 黄色で囲んだ所にあります 地名にも出てくるのですね
とても勉強になりました
また来よう!!
ちなみに石尊山の山登りはこちらに書きました ↓
2021.08.09 石尊山から深高山へ (足利) | 空と星と山と (acchidayo.com)