足尾 庚申山の途中にこの巨岩があります これだけの大きさなので目を引きます 近づくと案内板があります
ところで手前の木に赤と黄色に塗装されたマーク これは道しるべなのですが 誰が打ち据えているか分かりません 通称「日光マーク」と呼ばれており日光山中のあちこちで見かけます 登山ガイドブックにも掲載されていないマイナールートにもあるのですがこれを見たらルートに沿って歩いている と安心できます (^^)
さて読んでみましょう これは「鏡岩」 (孝子別れの処) と呼ばれるようです
うーん なかなか辛い昔ばなしです 昔ばなしによくある 動物への婿入り この場合は 「猿婿入」ですね! 人が動物に助けられて娘を差し出す そして三人娘の中で一番孝行娘である三女が嫁いでいく 三人娘がいると何故かこの三番目が一番優しくて親孝行 ・・・ よくあるパターンでシェークスピアのリア王でも長女 次女には裏切られたんでしたっけ ・・ (^_^;)
こんな事例よくあるのは 嫁いだ娘はとても賢くて機転を利かして 例えば とても険しい崖そばに立つ柿の木になっている熟れた柿を 「取ってきて」 と猿にお願いして猿が谷底に落っこちて娘は父の元に戻ってくるとか ・・・ そんなのもあるのですが ・・・ 今回は娘はもう猿の姿になって涙で分かれてしうんですね 「孝子別れの処」
さて 猟師がどこに住んでいたかが書いてあります 「中才」 足尾の地図を調べてみました 確かにありました!! 通洞駅近くに足尾町中才があります 古河足尾歴史館の近くのようです リアリティが感じられます
文中に出てくる 「サルばしごを作り猟師を無事に救った」 同類を集めとあるので何匹かのサルが手足を繋いではしごを作ったという事だと思うのですが 念のため「さるばしご」で検索したら写真が出て来ました 一般にそう呼ばれているのだと分かりました シンプルなものですね しかしこれが英語で「monkey ladder」と出て来たのにはちょっとビックリ! (^^;)
とても勉強になりました!
また来よう!!
庚申山についてはこちらが詳しいです ↓
岩壁の庚申山には足尾町の花コウシンソウが自生する (wappy.ne.jp)