イズラ峠探しの山歩きを終えて東武日光駅に向かう途中の花石町で大きな岩が道路の脇に鎮座しています。 何だろう、これは? という巨石です。 この岩を回り込むように道路が走っています。 あたりは民家。 すると夜泣き岩と書かれた看板と説明版が目に留まります。 (イズラ峠の山歩きの様子はこちらになります。 ↓)
栃木の峠 #17 イズラ峠 (県西)2022.09.25 | 空と星と山と (acchidayo.com)
場所はこのあたりです。 日光駅からいろは坂へとつながる122号線に出ようかとするところです。
こちらが説明版。 二つのお話があるようです。 (星野理一郎著 「故実と伝説より」)
まず一つ目のお話。
「一体この子はどうしたのだろう。昨夜は泣き通しで、一睡もしない。虫のせいか、それとも、風邪引きか。」医者の投薬も、行者の虫封じも効き目がない。困った母親は、夜中ひそかに家を抜け出し、大石のところに行くと、「どうか、この子の夜泣きが止まりますように」とお願いをした。すると不思議、その晩から子どもの夜泣きがぴたりと直ってしまった。このことが評判になると、その大石は、「夜泣き石」と呼ばれて子どもの守り神になったそうな。
それでは二つ目のお話。
鼻を摘ままれても分からないほど真っ暗な梅雨の一夜のこと。山内から一人の住持が久次良の知人を訪ねた。途中、どこからともなく、泣き声が聞こえてくる。変に思って耳を澄ますと、泣き声は、足もとの草むらから聞こえてくる。もしや捨て子ではと、手探りであたりを捜したが、声の主は分からない。しばらく静かにしていると、何と不思議、自分の前にある大きな石から泣き声が出ているではないか。このことがやはり評判になると、人々は、夜中にやってきては、その大石に耳をあてがうのだった。いつしか、その大石は、「夜泣き石」と呼ばれるようになったそうな。
こちらのホームページにも記載されています。 ↓
⑦夜泣き石 – 日光西町観光ガイド (nikko-nishimachi.com)
因みに、「夜泣き石」と検索したらWikipediaが出てきて他の土地の夜泣き石の伝説が書かれていました。 色んなところにあるんですね。
勉強になりました。
また来よう!!