ノイズ処理を勉強する中でディザング撮影が有効だというのを知って そうだ! ASIAIRにもそんな機能があったなと早速チャレンジしてみました

まず ディザング撮影とは :  まず以下教えてもらいました

1) ディザリング撮影は、ピクセル毎の感度差による背景のノイズ(ザラツキ)を少なくするための撮影方法です      撮った画像の背景を拡大していくと、本当なら均一のグレーにならなければならないのに、実際モノクロの場合は黒味や白味ががったピクセルの粒が見えてくる。カラー画像の場合は、緑色や赤、青っぽいピクセルが見えてきます。 これはピクセル毎の感度差による明るさのバラツキに起因する

2) 同じ天体を複数枚撮ってコンポジットすると、同じ位置のピクセルが重なってザラツキが余計に増大する
これを防ぐためには、少しずつ位置をずらして撮影してやれば平均化されるので、一枚撮影するごとに上下左右に赤道儀を動かして撮影する方法が取られる。 これがディザリングです。

3)ディザリングを行なうと、しないときの画像と比べ、コンポジットした画像は滑らか感がさらに増します。
結果として淡い星雲も浮き出てくることになる。

 

さて まずはASIAIRの設定です  ガイドカメラの設定画面がこちら 一番下にディザング撮影があります

こんな画面が出て来ます  今回は Pixelは 「2」を選択  Inerval「1」を選択しました

実際にこの設定で撮影 (2021年11月27日) 撮影対象はM45 プレアデス星団です

Multistar Guidingを設定してみたのですが Ditherで波がどーんと跳ねます ちょっとビックリ!  (^_^;)

この状態をよく見てみるとディザリングを行うとこの「Setting」が表示されてDistance xx>2.0″ Waitingが表示されます  この状態では撮影がスタートしません。

そして Distance xx<2.0 になると ・・・・ やっと撮影開始です 時間にするとディザリングを開始してから数秒(10秒まではならないような感じです)

はい 撮影開始しました  時刻が合っていませんが要領が掴めず幾つか画像を残したので流れとしてこうなります と並べ替えしました

星雲画像と星サイズも載せています (ディザリング撮影とは関係ありません)

取り敢えずディザリング撮影が出来ることがわかりました  と言ってもASIAIRが勝手にやってくれているのでこちらは最初の設定以外はなーんも やっていません (^_^;)

さてこれから画像処理に入りますが効果があったのかな~  楽しみ!!

・・・ と上のコメントを書いてから数時間 ・・・ PixInsightを使って画像処理を始めました 最初の処理WBPPでの処理を終えてSTF(Screen Transfer Function)を適用したところ 1枚目の削除データ・・・普段と違う模様(?)が出現!!

これでなんでしょうか?  画面全体に広がっています

ちょっとアップしてみました!!  ドットが・・・赤 青 緑の小さなドットが一杯でその3色が同じ模様の「絵」を描いています  今回32枚撮影したので32個のドットが3色それぞれあるんでしょうか

まだまだ分からないところばかりですが ・・・  

画像処理は続きます (^^)