2023.07.30 栃木百名山 燕巣山 (四郎峠~燕巣山~湯沢峠)
栃木百名山の一つである燕巣山に登って来ました。 歩いたルートはこちらになります。 通常は燕巣山に登って折り返して四郎岳に登るらしいのですが、今回は燕巣山から湯沢峠に下って来ました。 実はこれが激藪でした。 (^_^;)!!
今回出かけるにあたって読んだ本がこちら、武田久吉の明治の山旅。
武田久吉氏が尾瀬に出かけたおり、帰路尾瀬から湯本に至る途中この四郎峠を越えた事が記されています。 粘沢の河床を伝って・・・の箇所です。
さて出発して四郎沢に沿って登って行きます。
時々現れるピンクテープ。
踏み跡はしっかりあるので大丈夫。
濡れますが、まあ大丈夫。
沢を何度も右へ左へと横切ります。
しっかりした登山靴が必要です。
ここら辺りは滑床を歩きます。
丸沼⇔四郎峠の道標。 確か、これ一つだけだったような。
十條製紙の社有林、だそうです。
登ります。
滑らないように気を付けて。
やっと四郎峠が見えてきた。
四郎峠に到着。
群馬県側に道筋あり。 群馬・尾瀬方面に行けますが、もっぱら沢登りの人が使っているようです。
尾瀬からの峠越えの痕跡がないかと探します。 きっとこれがその道標の痕跡ではなかろうかと推測。 当たっているかどうか・・・
丸沼への道標あり。
燕巣山へ登ります。
赤い石柱があったので苔を剥がしたら・・・東電の文字。 そうか、ここが東電の尾瀬の境界線なんだ。
オサバグサがこんな所に咲いています。
傾斜が緩んできた。
いかにも、電気、という感じ。
南方向に見える四郎岳。 今日は登りません。
振り返ります。 結構な急坂でした。
やっと山頂に到着、標高2222メートル。覚えやすい !(^^)!
山名版あり。
さて、ここからが今日の本番 ? 足下もしっかり準備して・・・
この藪に突っ込みます。 目指すは湯沢峠です。
いきなり・・・こんな感じ。
人か、獣か、通った跡アリ。
ちょっとルートから外れてしまって (>_<) ウオーと叫びながら進みます。
何やかんやら 悪戦苦闘しながらも無事湯沢峠に出て来ました。 ホッと (^^)
木暮理太郎氏の「山の憶ひ出」にこのルートを逆に歩いた事が記されています。 私は下って来ましたが登りはもっと大変だっただろうと思います。
日光沢温泉に下ります。
砂防ダム有り。
そうか、ここは群馬県だと改めて思った次第。 あの湯沢峠が栃木、群馬の県境です。
新緑の中を歩きます。
駐車場が見えて来た。
ゴール!!
燕巣山から湯沢峠の藪道はなかなか大変でしたが想い出に残るルートになりそうです。 いつか尾瀬側から四郎峠を越えてこちらに歩きたいものです。