2020.06.27 日光修験道第2回目 松立山から鳴虫山へ (補陀洛順峯入峯次第私記より)
日光金谷ホテル脇の星ノ宿を出発しその裏手にある細尾根を登り松立山山頂に至る 山頂部は平になっておりいかにも人が堀を作ったような跡が未だに残る 第二次大戦中にここに高射砲が置かれていたそうだ 疎開されていた旧田母沢御用邸がここから俯瞰できるゆえなのだろう
山頂から稜線をいっきに下り瑠璃堂に至る 支尾根がいくつも分岐しており迷いやすい(というかしっかり迷った (^^;) ここから中ソネ(尾根)へ取り付くのだけどこれがまたわからない 沢沿いを高速道路が山を貫くところでやってきて致し方なく急斜面を直上する という明らかに間違ったルート取り(滑落するんじゃないかとひやひや) やっと尾根に登り歩を進めて分岐にたどり着くと有名な石印を見つける 「左かんのん堂 女講中 右 なきむし山」
しばしうろうろしたあげく目的の岩や観音の洞窟に辿り着く 今日の最大の目的を達す こんな自然の洞窟がどうして出来たのか 中から外を眺めると新緑が綺麗だった 一人観音様に手を合わす 行き交う人はもちろんいない
さらに標高を上げて「月見ノ宿」を探す これがわからない 稜線を東の谷川に下ったあたりだというのだけど ・・・「閼伽南有」というのだから、水場があるのだけど下らないと見つけられそうにない 次回の宿題にした
このまま中ソネを上り詰めると眼前にトラロープが張ってある それを越えると鳴虫山の一般道に出た つまりこの尾根に足を踏み入れるなということらしい 山頂に出たら登山者3名が休憩していた 今日初めての人だった この後は一般道に沿って化地蔵まで下って駐車場まで戻った 途中次回行く予定の気生ノ宿そしてその後の千載宿に至る両方の稜線の前に例のトラロープがしっかり張ってあった 先は長い