2023.05.28  地蔵岳(栃木)に登る破線ルートはたぶんこっちが正解ではないかな? 古道も探索

南から、例えば氷室山から尾根沿いに歩いてきて地蔵岳に登ろうとすると厳しい登りとなる。 一般にはこのオレンジ色に示されているように前地蔵岳、あるいは破線ルート(一部)に沿って登る人もいるのだけど、破線ルートをそのまま歩いている人はいない。 と言うか、急登過ぎてとても登れるようなものではない。

おかしいな~、と思っていたら古図の中に粕尾峠から地蔵岳をぐるりと巻く道があるのを見つけた。 もしかしたらここに何かヒントがあるのではないかと思ってこの古道を探してみることにした。

こちらが実際に歩いたルート。

現在の粕尾峠からスタート。

地蔵岳入口。

伐採地を歩きます。

こちらが昔の粕尾峠。

峠のお地蔵様。 (^^)  どなたか赤いよだれかけを掛けてくださったようです。

お地蔵様の後ろから峠を眺める。

お地蔵様が立たれている石の苔を取り除いてみた。 文化三年 1806年だけは分かったけど・・・ ちゃんと読めたらいいなあ~

さて、今日の目的である地蔵岳をぐるりと回る古道を探す。 南西方向を見て、あそこみたい!、と進む。

古道らしき。

思川源流の表示

「名前の由来は、伝説によると豊じょうを祈る農民たちが祭った水の女神『田心姫』の『田心』の二字が縮まったものと言われている。」

ここらあたりか。 峠のすぐ近くに水を取る場所があったようだ。

古道はしっかり残っている。

炭焼き窯のあとかな。

進みます。

再度炭焼き窯。 この木の根っこの張り具合がなんとも言えない。

窯内部。

この岩石群は横根山と同じようだ。  横根山の岩海

初めて見た人が通った痕跡。

人が立てただろう石と上方を指す赤い矢印。 おそらくここが地蔵岳への登山口だと思う。 地図にある破線ルートは正しくはこれだろう。 あとで引き返して登ってみることにする。

進みます。

広い場所に出た。 コルになっている所だ。

進みます。

倒木有り。 潜って進む。

尾根沿いのルートまでもう少し。

ここで合流。

左に進むと氷室山方向へ。

右にも道が延びているので行ってみた。

木に刺さった鉄棒。 これは戦後の植樹作業道だろう。

あの赤ペンキの場所に戻ることにする。 尾根沿いから古道を見るが、たぶん意識していないとこの古道は見つけられないだろう。

 

戻って来ました。 ここから登ります。

登ります。

大岩が出て来たが左手から周り込めます。

進みます。

ヤマツツジが満開。

地蔵岳山頂に到着。

こんにちは、またやって来ました!!

三角点。

こちらのお地蔵様は前回はなかったなあ~

旧粕尾峠に降りて来ました。

アルミ鍋あり。 (^_^;)

広場の南方向に少し高くなった所がある。 囲むように石が敷いてあるように思える。 ここに何か建物でもあったのだろうか。

境界見出石 by 前橋営林局。 ここは群馬・栃木の県境ですね。

無事下山、今日のミッション完了 (^^)

気になっていた破線ルートの謎が解けたような気がする。 またとても良い状態で古道が残っているのは驚きだった。 次は秋の頃に歩いてみたいなあ~

 

 

 

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