夏峯 第6回 細尾峠から中禅寺湖まで歩きました 季節はちょうどツツジの咲き誇る季節 前日の雨が残るようなお天気でしたが途中出会ったのは一人だけというとても静かな山中でした
前回の第5回はこちらになります ↓
(5)2021.05.08 日光修験道 夏峯 第5回 丸山から柴宿 玉木の宿 薬師岳 駈合 旧屋ノ宿へ(細尾峠) | 空と星と山と (acchidayo.com)
さて今回歩いたルート図はこちらです
細尾峠から今日はスタートです! 案内標のすぐ近くの木に打ち付けられたたくさんの碑伝 かなり新しいものもあります (令和二年九月) そしてここが日光修験道 夏峯の旧屋の宿跡です
茶ノ木平への緩やかな坂を登って行くと朝霧の中 ミツバツツジと白ヤシオの共演 ちょっぴり幽玄と言えるのかな~という世界に足を踏み入れたようでしばらく観賞 なかなか足が先に進みません パチリパチリ
カワゴ石 (篭石)と呼ばれるあたりには巨岩があります ここまで歩いていた山道からは想像が付かない感じで一瞬圧倒されます この露石を神仏に見立てて行が行われたようです
少し先に進んだところに二つの石像があります 一つは首が欠けていますが不動明王と金剛童子だそうです
石楠花も咲き始めています 低木ですが色彩の薄い山中ではひときわ目立ちます
シカが多いのでしょうか 被害にあった木を多く見かけました 一本の倒れた木 最初はなぜこくなったのかと不思議でしたが 上から下まで見事にシカに食べられたようです
茶ノ木平に千泉宿とおぼしき場所です 既に枯死したと思われるミズナラの木には碑伝が打ち付けられています そしてその足下には苔に覆われた小さな金剛堂があります
誰が用意したのでしょうか 巣箱が木の上のあります どんな鳥が使ってくれるのでしょうか 等と思っていたら縦一列に空いた穴 誰だ!! これをやったのは? 満開に咲くアカヤシオを見やるとその先には中禅寺湖が見えて来ました
さて尾根から些か急な斜面を降りて行きます 半月山の駐車場まで伸びる道になります この道路を横断して次のピークに向かおうと思っていたら何やら 「さるかに合戦」に出て来そうなサルに出会いました
何やら印象的な木 気になってパチリ そして少し進むと目的の金剛堂を見つけました この場所が 「駒擁護」と呼ばれた場所のようです 樹木が無ければ眼前に中禅寺湖が広がります
さて道路まで戻って沢に沿って歌ヶ浜に降りて行きます 水は涸れているようですがとても急! あたりに道路ミラ-が落ちていました 無事下り終えるとイタリアンレストランのちょうど裏手でした
歌ヶ浜に到着しました 日光から出発して眼前に広がるこの大湖 そして そびえる男体山を見た修験者たちはどう思ったか 今は駐車場になっていますがその脇に「歌ヶ浜」の名前の由来を説明した案内版があります
もう一度 男体山をパチリ 雲がかかっています そして立木観音にお参りします 歌ヶ浜には何度も来ていますが立木観音の中に入るのは初めてです
中には護摩壇が残っており日光修験道の由来について説明書きがあります とても綺麗な状態で残されていてこれは必見だと思います
境内にとても大きな石楠花の一群を発見 見事な咲きっぷりでした 門の裏手には風神雷神象があります
門前側に回ると阿形吽形象が置かれています 立木観音は初めてでしたがとても印象に残るものでした さて トコトコあるいてだいやがわまでやって来てここから細尾峠まで戻ります
無事に細尾峠に戻り第6回も無事終了 とても良かったです また来よう!!
おまけ: ツツジが綺麗だったのでビデオに撮ってみました ↓
(4) (30秒) 中禅寺湖から茶の木平へ – YouTube
さて 次回第7回目はこちらになります ↓
(7)2021.06.05 日光修験道 夏峯 第7回 中禅寺湖(歌之浜宿)から中禅寺山 夕暮ノ宿 そして多和ノ宿へ | 空と星と山と (acchidayo.com)