武田久吉氏の明治の山旅(平凡社)を読むと日光第二回目の訪問(明治31年)にルートの記載があり、そこに栗山道と出面峠(イズラ峠)が登場します。 今日の目的はこの二つ ① 栗山道 ② 出面峠 を探すことです。
こちらが明治の頃のイズラ峠の場所。
現在と当時のイズラ峠の場所をマップに置くと、こうなります。 峠だから尾根を越える場所にあるはずなのですが、今のイズラ峠はコルにありますね。
こちらが実際に歩いたルートです。
さて、今日は久しぶりに東武特急リバティでお出かけ。 !(^^)!
東武日光駅からバスに乗って裏見の滝入口で下車。
バス停から裏見の滝方向へ向かって歩きます。 道路わきに立派な祠があります。
トコトコ。
土砂災害警戒区域。
「日本の光、日光」 「NIKKO IS NIPPON」 ・・・ 知らなかった~
安良沢浄水場でした。
この道が栗山道だと思うのですが ・・・今は、「裏見滝線」となっています。 事前に「栗山」をネットで調べたが出てくるのはもっと北の栗山東照宮あたり。 そんな訳でこの辺りを歩けば「栗山」に関連する名前が見つかるかと思ったのですが ・・・ やはり何もありませんでした。
裏見の滝駐車場に到着。
そして、この駐車場の公衆トイレが「栗山道」の解決になりました。 このトイレの場所、「日光 栗山越」です!! いやはや、こんな所に名前が残っているとは。
裏見の滝方面は立ち入り禁止。
お地蔵さまがいらした。
女峰山方向に進みます。
古道が残っています。
進みます。 ザザザ・・・
濡れた!! (^-^;
進みます。 表面的には分かりませんが足元には登山道があります。
古いマークあり。
この辺りから登山道を離れてイズラ峠探しが始まります。
何となく道型っぽい?
ハハハハハ・・・
進みます。
道型らしい?
ガサゴソ・・・ 進みます。
伐採の跡。
峠近くになり広場のようなところに出ました。
左手に石祠を発見。 ここが古道があった証拠ではなかろうか。
祠の後ろからパチリ。 勝手に、「イズラ峠の石祠」と呼びます。
祠の右側 ・・・ 読めません。
左側 ・・・ こっちも、読めません。 残念!!
せっかくなのでP1058地点の三角点を目指します。
林道に下ります。 正確にはズルズルっと降りた。
人、あるいは シカか。
赤のマーキングあり。 林業関係者か。
ここが唯一のビューポイントだった。 その他はずっと樹林帯で眺望はナシ!
古い金網あり。 稜線に沿って張られていました。 シカ対策だったのでしょう。
シカか?
進みます。
杭あり。
三角点に到着。
久次良 三等三角点。 標高: 1058.83m
上からパチリ。
青テープあり。 こんな所にも山歩きに来る人がいるんだ。
雨量観測所あり。
とても新しい。
上からパチリ。 葉っぱがあった。 定期的に誰かが掃除に来るんだろう。
これをここまで運んでくるのは大変だっただろう。
植林帯。
シカ道を利用させてもらう。
途中で見かけた窪地。 これはもしかして堀切ではなかろうか?
土の城 基本用語 | ぽちっと東国の城 (powermedia.co.jp)
上から見た様子。
下山中 ・・ とっても急なんです。
転ばないようにチェーンスパイクを履く。
下っています。
お堂に出てきた。
久次良薬師堂。
住居地域に進んでいくと大きな石碑があった。
久次良薬師堂の説明あり。 明応五年(1496年)以前からこの地にあるらしい。この碑文の下にある石は室町時代に築かれた橋の一部だそうだ。
日光金谷ホテルが右手に見えてきた。 以前泊まったなあ~
2020.03.07-08 日光金谷ホテル(栃木) | 空と星と山と (acchidayo.com)
大谷川の流れ。 台風の影響で水量豊か。
神橋。
無事に東武日光駅に到着。
帰りもリバティで・・・ 満席だった。 三連休の最終日だもんね。
宿題の二つ、 ① 栗山道 ② 出面峠(イズラ峠) が片付いたのでホッとした。
また来よう!!