これは引馬峠を越えて 南会津檜枝岐村から栃木日光への古道を探訪するものです。 概要はこちらをクリック下さい 

古道探訪 : 引馬峠を越えて 南会津檜枝岐村から 栃木日光へと続く古道を歩く | 空と星と山と (acchidayo.com)

さてまず第1回目です。 前日は高原山に登り、下山後檜枝岐村に車で移動。 ミニ尾瀬公園前の駐車場に車中泊。 まあ~静かな駐車場でした。(ウォシュレットトイレもあり) 

こちらが今日のルートです。 ・・・  さあ~ 始まり (^^)

翌朝 駐車場を出発。 燧の湯を過ぎて舟岐川林道を進み黒沢右岸林道への入口を探します。 左手からトヤス沢が入りこんでくる合流点を少し過ぎた場所が入口になります。 以前は車で少し先まで林道を進めたそうですがチェーンが張ってあり進入不可なのでここに車を駐めました。

舟岐川林道の標柱。

一般通行止め。

今、ここです。

進みます。

右手に黒沢が流れています。 前日はかなり雨が降ったようでゴーゴーと音を立てている。

ゲンバ沢を通過。 右に土管があります。

山紫陽花が咲いていた。

ニホンジカの捕獲のための罠あり。

次の沢を渡る。

橋の上から前方を見る。

進みます。 この辺りはまだ車で走れる感じ。

立入禁止のテープ。 たぶん、以前はここまで車で入れたはず。

進みます。 何やら前方を見るとこの先は一気に藪化している様子。

進みます。

トコトコ歩いて ・・・ ドンドン歩いて・・・

これは たぶんチシマザサか。  背丈は人より高くなり時には3mも。 前方が良く見えないのでもしかしたら・・クマとばったり出会うのではないかと心配になる。 (^^;)  → 春の頃は新芽をクマも食べるらしい。

ネマガリタケを採ろう! | おいしい山菜&きのこ図鑑 (sansai-kinoko.com)

ポータブル ガスコンロが落ちていた。

越ノ沢にかかる橋を渡る。 下流方向を望む。 間もなく黒沢に合流する。

越の沢橋 というらしい。

上流を眺める。

今、ここです!

この越ノ沢沿いに進んで国境稜線に辿る古道があったらしい。 これです。 越ノ沢沿いに国境稜線に進み引馬峠を越えて孫兵衛山まで続いています。 面白いのはこの地図には火打石沢方向から登る本来のルートが消えている事。 つまり、本来のルートが廃道となった後にこちらのルートが新しく作られた?? うーん、謎だな~

どんな様子かなと思ってちょっと足を踏み入れたが・・・ こりゃ だめだ~ (^^;)  今日の目的ではないのでさっさと撤退する。

本道に戻ってきた。 白い陶器が落ちていた。

ひっくり返した。

前方に赤テープ。 藪が酷くなるのか。

チシマザサ ・・・ 濡れる。

左側、山からの崩落が進んでいる。

右手、沢側を見て見ると石垣があった。

石垣の下は黒沢が流れている。 こんな急なところに石を積んである。 当時の工事の大変さが推察される。

前日の雨で水勢は強い。 ゴーゴーと音を立てている。

流れに視線を合わせていくとその下流に滝があった。 沢登りで黒沢を遡行する人もいるようだが今日は厳しいだろう。

進む。 ガサガサ ♪

黒沢を眺める。

進む。

人の足跡があった。 車を駐めたところに他に1台あったのでその人だろう。

進む。

進む。

進んでいると ・・・ また一段と藪が濃くなった。

その先は橋がかかっていた。  左の藪を突破すると橋。 ここが深沢らしい。

今、ここです!

橋を越えていくとその前方はやや広くなっている。 視線をさらに遠くにするとテントが二張あった。 沢登りの人だろう。

テントを過ぎたところ。 右手に進むと火内石沢になる。 沢登りで引馬峠に行くならこちらのルートになるのだろう。 ただ、今回は古道探訪なので山の稜線通しの道を探さねばならない。

左手を見ると道があるようだ。

少し進んだ。 山方向に進む道がある。 今日はここでお終いにする。 テント持って万全の準備が必要なようだ。

今、ここです!

次回はこうやって歩く予定。

戻る途中で見つけた。 人が手を入れた跡だ。

立入禁止地点まで戻って来た。

歩いていると何やらひらひら舞うものがいる。  花に止ったのでよく見たらアサギマダラだ。 群れをなすように花を転々としながら飛んでいる。 この小さな躰で2000kmの南洋を越えてほんとに台湾とかまで行くのだろうか。

アサギマダラ – Wikipedia

アサギマダラの不思議な旅 (itscom.net)

アップで。

こっちも。

真後ろから。

アサギマダラ観賞を終えて進む。 ここで車がすれ違えるらしい。 たぶん来ないけど ・・・

車まで戻ってきた。

隣にあった車に登山計画書があった。 上りは火打石沢で引馬峠に行き、下りは深沢を下降してあのテント場に戻る計画のようだ。 私の計画は尾根伝いなので違うのだが、往時はどちらのルートを取っていたのだろうかと考える。

 

取り敢えず黒沢林道の入口が分かったこと、そして火打石沢と深沢の合流点までは分かった。 次は引馬峠を目指そう!!

追加:  第2回目(2022.09.11)はこちらになります ↓

(2)2022.09.11 古道探訪: 引馬峠を越えて檜枝岐から日光へ 第2回 | 空と星と山と (acchidayo.com)