明治の終わりから戦前の頃まで歩かれたと推定される日光湯元温泉から手白沢温泉への道を訪ねてみようという企画です 概要をこちらに書いてみました ↓
古道探索 日光湯元温泉から手白沢温泉へ | 空と星と山と (acchidayo.com)
今回はその第1回目として ー 歩く順番が違うのですが ー 西沢金山から湯沢の渡渉地点までを歩いてみました 実際に歩いてみたのがこのGPSログ図です ルートとしては出発点から尾根伝いに登り途中から1783のピークを周り込むようにして1772の下を通過し1807に繋がる尾根を湯沢に降りて行きます
1807辺りまでのルートは以前人が歩いた道 と言っても今はシカ道になっているのですが およそ合致しているのではないかと思いました ただそこから湯沢に下っている道はどうも自信がありません 降りはシャクナゲ藪に突っ込そこを突破しました 戻りはシカ道を辿りながら東寄りにルートを取ってみました こちらの方がより尾根伝いに沿っており途中で一升瓶が多数散乱する飯場跡と覚しき場所に出たので正規のルートに近いかと思った所です
ただ飯場跡からトラバース道に出る道がこれまた良く分からずで取り敢えず直登すればいつかはトラバース道に出るだろうとかなり無理して登り上がった感じです もっと容易にトラバース道に出る道が途中にあったのではないかと考えています
さてこちらが「今昔マップ」に出てくるルート図です 大体は一緒なのですが ・・・
尾根に取り付いて登り進めると左から登山道(かなり広い)が現れます この先は西沢金山の方向かと思うのですが・・・ 今日はそこへは行かないのでこのまま直登します
尾根を登ります
以前の登山者が残したのでしょう
尾根を進みます またテープが出て来ました ボロボロですね
尾根の右手に現れたルート ・・・でもまだ上に登ってからトラバースしようかなあ~
さらに尾根を登るとまた現れました
広場に出ました ここで一息つきます そしてここから直登を止めてトラバース開始です!
赤・白テープが現れました
登山道の上に倒れた木が横たわっています 先に進みます
これは人が踏み歩いた跡でしょう シカではこうはならないと思うので
1780と1782のコルに登る地点です
同じ場所から下方を眺めて一枚
先に進みます もうこの辺りからはテープ類は一切出て来ません ちょっと気合いを入れてテクテク・・・ (^^)
登山道 ・・・ らしいかな
登山道 ・・・ だろう (^^;) ・・・ と思って下っていったらシャクナゲ藪に捕まりました!!
これは登山道!!
ともかく下って行くと無事に「湯沢の渡渉地点」にダイレクトに出ました!! こんなに簡単に出るとは思っていなかったのでちょっとビックリ!
ここは流れも緩やかで深さもたいしてありません
上流を一枚パチリ!
下流に向けて一枚 パチリ!
そしてそのすぐ脇にはこんな素敵な場所が!! テントを張るには十分な広さ !(^^)!
そしてその脇にはさらに驚きの ・・・ 天然温泉が湧出していました!!
ここから沢に流れ出ています 湯気が立ち上っています
手を差し入れてみました おそらく40度は超えています 右の沢側は表面は暖かく下は冷たいです 石でブロックしてビニールシートを引けば温泉風呂が楽しめそう (^^)
手頃な石が転がっています!! ここを堰き止めて風呂を作ろう !(^^)!
こちらが渡渉地点の動画になります ↓ 30秒だとこんな感じしか出せないけど 温泉の雰囲気が出せればもっと良かったかなあ~
辺りをうろうろ これがかの有名な赤灰皿です
立派な滝が眺められます
一息ついたので戻ります
冒頭にも書いたように帰りは少し東寄りのルートを取りました ・・ 正確にはシカ道をあったのでその方向に登り返しました すると古びたブリキ缶が現れました
さらには一升瓶が一本
一升瓶が ・・・ いっぱい!!
ケーブルもあります この切り倒した木を支点にしてケーブルを巻き付けて何かを持ち上げたのでしょうか
一升瓶とブリキ缶 いったいどれだけの人がここで働いていたのでしょうか
切り倒された木株 西沢金山まで運ばれたのでしょう
こっちにも
無事下山してきました 車を駐めたすぐ隣にやや小高くなった平坦な場所があります こちらが「西澤金山寺」のようです 歩きやすいように木を並べてあります
全景です
石仏様がいらっしゃいました
「千葉トメ」さん 「千葉正」さんのお墓でしょうか
卒塔婆が納められています きちんと整理されています 今でもお参りされているように見受けます
あまり記録がなく不安な山行でしたがおおよその目的は達成できたかなと思います とても勉強になりました
また来よう!!