チャグチャグ馬コ
きれいに飾り立てられた馬の郷土玩具、
南部盛岡地域で「チャグチャグ」と鈴の音を響かせながら60頭近くの農用馬が6月第2土曜日に行進する「チャグチャグ馬コ(うまっこ)」に因んで作られています。
旧暦端午の節句に農耕に疲れた馬を癒し、馬の守り神である神社をお参りする風習が発端とか。
馬コに着せる色鮮やかな装束とたくさんの鈴、
農閑期に丹精込めて準備し、取り付け方にも一定のしきたりがあるそうです。
遠野物語にも見られる南部曲り家(まがりや)のある風土、
馬とともに暮らし、馬を大切にして来たことが伝わってきます。