2025.07.28-08.01_立山三山・薬師岳縦走_4日目_スゴ乗越小屋~薬師岳~太郎平小屋
縦走4日目、今日はスゴ乗越小屋を出発していよいよ今回のメインの目標 薬師岳に登り、太郎平小屋へと歩いて行きます。 前日の記録はこちらになります。 ↓
2025.07.28-08.01_立山三山・薬師岳縦走_3日目_五色ヶ原山荘~スゴ乗越小屋 | 空と星と山と
薬師岳に向かって小屋を出発。

登ります。

朝霧の中を進みます。 右手に道標とその奥に池あり。

まだキリがかかり風もあってやや冷たい。

朝日もこんな様子。 今日のお天気はどうかな~、などと思いながら歩いていました。

・・・と思ったらあっという間に快晴。 こちらはナナカマドの実。 これから赤くなって行くんでしょう。

振り返ると雲が稜線を東から西へと流れて行きます。

これから進む方向。

間山 2585mに到着。

ガスも取れて素晴らしいトレッキングコース。

アップで眺める薬師岳山頂。

後ろを振り返ります。 良く歩いて来たなあ~

ちょっと休憩して朝飯食べて、また進みます。

近くでみるとけっこう荒々しい。

槍ヶ岳~穂高連峰のギザギザ。

マークがないと道迷いしてしまいそうな岩稜帯。

北薬師岳に到着。

この注意書きがなんとも意味深い。 この山の特徴を熟知されている方なんでしょう。 引き返せ、というメッセージですね。
「ここで雨なら稜線風雨。 荒天時薬師越え厳し」

この巨大な翼を広げたようなカール地形。
カールは氷河の浸食でできる谷地形です。薬師岳は4つのカールを擁しており、山体の雄大さがうかがえます。それぞれのカールには「北カール」「金作谷(きんさくだに)カール」「中央カール」「南カール」と名付けられており、総じて国の特別天然記念物「薬師岳圏谷群」に指定されています。金作谷カールは、薬師岳と北薬師岳との間の斜面にあり、石や岩の堆積物が大きなS字模様を描いています。”金作”の名は山登りの達人である宮本金作(みやもときんさく)に由来します。

ちなみに、こちらが20年前の薬師岳。 雪の量が全く違います。 これが地球温暖化の影響かな。

歩いていると突然何やら音がして ・・・ 音の方に目をやると雷鳥の親子。 影になったところにいるのが子ども、慌てて茂みの中に隠れました。

写真では一羽だけですが、他にもいたのかも。

親鳥は平然と。 邪魔をして申し訳なかったので、静かに素早く立ち去りました。 元気に育って欲しい!!

もうすぐ薬師岳山頂。

右下に薬師岳山荘が見えて来た。

山頂に到着。 石仏が立ち並んでいます。

一部をアップで。 中央は不動明王さまかな。

こちらが本殿。 風から守るためでしょうか、屋根には沢山の石が置いてあります。

ガラス戸の中を拝見。

山頂。 標高2926m。

登頂オメデトウ!

歩いて来た道を振り返ります。

薬師沢方向。深い谷が長く続いています。

山頂のすぐ下に残雪あり。

降りて行きます。 冷たくて気持ちいい~、 ちょっと頂きました。 カリカリ (^^)

下ります。 こちらが愛知大学大量遭難後に作られたケルン。 道を間違わないように!

ケルンの中にある木像。

そのすぐ近くに避難場所あり。

正面、開けた場所が雲ノ平方向です。

下ります。 手前が薬師岳山荘、その先に今日のお宿 太郎平小屋。

薬師岳山荘に到着。

小屋全景。

すぐ近くにあった国指定特別天然記念物 薬師岳の圏谷群の碑。

下って来ました。 薬師岳方向を振り返りますが、こちらからはあの雄大な薬師岳の様子は分りません。

上から見た時に「何やら赤い物があるな」と思ったら、こんな色の石でした。

この丸い穴の空いた石、この後も幾つか見ました。 どうやって出来たのやら。

何やら久しぶりに緑と水を見ました。

木道を進みます。

ここは薬師平だそうです。

テント場が見えて来た。

太郎平キャンプ場。

上からもう一枚。

進みます。

やっと太郎平小屋が見えて来た。 ちょっとガスが出て来ました。

? 熊スプレーがこんな所に。 誰か置き忘れたのでしょう。

やっと到着。

太郎平小屋。

さて、受付で手続き済ませて我が寝床へ。

E5が今夜の住まい。 畳一畳分。 隣もいました。

今夜の夕ご飯。

注意書きをちゃんと読みましょう!!

無事に4日目も終了。 明日は下山するのみ。
5日目の記録はこちらになります。
2025.07.28-08.01_立山三山・薬師岳縦走_5日目(最終日_太郎平小屋~折立登山口~富山駅 | 空と星と山と


