2023.09.03 於呂倶羅山に登り古道 金田峠を下りました。

於呂倶羅山から古道 金田峠に下り刈込湖・切込湖とぐるっと一廻りして来ました。

在りし日の西沢金山。 あの森の様子を見るとちょっと信じられません。

刈込湖から金田峠を越えて西沢金山へと至る古道が示されています。 2020mのピークが於呂倶羅山です。

武田久氏の「尾瀬と鬼怒沼」平凡社より。 大正13年7月尾瀬に行き戻りにこの金田峠を越えた時の記録が記されたものです。 「・・・峠の頂きにはささやかな鳥屋がある・・・」

過去に歩いたルートです。

於呂倶羅山登山口。 車を駐めてすぐ先の左土手から登り始めます。

ここが取り付きポイント。

架空索道(空中ケーブル)用のものだろうか、それにしては随分と新しいステップだ。

1789mの岩稜ピーク。

道路からはこう見える。随分と目立つ。

岩稜の端にあったものです。 これは境界を指すのか? すぐ先は崖なので要注意。

涸沼を覆う雲海。

於呂倶羅山に向かってここを一旦下ります。 北側です。 写真からだとかなり急ですがよく見ると足場があります。 ここしか降りるポイントはないみたい。

素晴らしい眺め、戦場ヶ原方面。

手前から山王帽子山、左手に太郎山、右手に男体山。 良い眺めでした。

遠くに日光白根山。

山頂に到着。

こちらにも、凝った山名版。

笹の葉の中に三角点あり。

男体山がどーんと!

枯木の隙間にお月様。

刈込湖が眼下に。

金田峠まで下って来ました。

2年前に私が結んだ赤テープがまだあった。 基本的にテープは付けないのですが、手前の沢を降りる人がいるようなので古道を歩いた方が安全かと下り口に取り付けました。

せっかくなので、日光修験道夏峯 「深山之宿」跡へ。

この金剛堂は1518年 室町時代に奉納されたとの事。 この地で修験道者が灌頂と言われる儀式を執り行ったとされます。 修験道者の名前が彫られた銅扉は貴重な文化財として日光市内の寺に納められているそうです。

さて、古道を下ります。

つづら坂になっています。

原形を良く留めています。

馬に荷を乗せて歩いていたのかなあ~

ちょっと藪もありますが・・・

進みます。

まだ道型を留めています。

進みます。

一部分りづらいところもありましたが、左手に刈込湖が見えて来ました。

刈込湖と於呂倶羅山。

金田峠 KANEDA PASSの表記あり。

湖面がいい感じ。

苔 (^^)

刈込湖と切込湖の境。 

さるのこしかけ あり。

箱庭みたいな涸沼。

日光の中でも秀逸な眺めではないかと。

しつこくもう一枚。

涸沼の植物たち。

山王峠、光徳の方へちょっと歩いてみました。

よく整備された歩道。

帰宅途中で立ち寄った光徳牧場で。

馬慰霊碑。 馬が活躍していたのでしょう。

於呂倶羅山からの日光連山の眺めの素晴らしさ、そして金田峠からの古道歩きととても充実した一日でした。 また来よう!!

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